何かと併用が好きな管理人ですが、今度はバックアップソフトを併用。
併用というよりTimeMachineも合わせたら、トリプルです。
こちらもフリーのバックアップソフトを使用。
あちこちで有名な「iBackup」と先月号のMacPeopleで紹介されていた「Get Backup」の二つを併用します。
今回のバックアップソフトはしたくて併用しているのでは無く、「iBackup」では物凄くバックアップに時間がかかるシチュエーションが生じた為に「Get Backup」の導入です。
我が家のMacBook Airは昔iMac用に使用していた320MBの外付けHDDにTimeMachineを使用して、一日一回バックアップを取っています。
なぜ、TimeMachine以外にもバックアップを取ろうと思ったかと言うと、つい最近買って2週間ちょいのMacBook Airの挙動が少々おかしくなったのでクリーンインストールに備えてデータを退避したいなと思ったのがきっかけ。
ある日突然、ハードディスクがご臨終されての不具合ならTimeMachineにて前日に戻せば済むのですが、大概の不調はゆっくりゆっくりと日に日に悪化していきます。
なのでどこから不調が始まったのかが分かりにくいし、TimeMachineを何日遡れば良いのかも分かりにくい。
(まあ、ノートで、しかも一切換装出来ないMacBook Airでは本体を買い換え無いといけませんがw。保証期間内なら別ですが)
手っ取り早いのは再インストールしちまえば良いと。
その為には日々使ってるソフトのデータさえ退避出来ればオッケーと。
ってことで、USBメモリーとSDカードを買ってきました。
今は安いですね、4Gと2Gのメモリが千円もしないなんて。
MacBook AirのサイドにUSBメモリーを差して「iBackup」でバックアップ。
元々大したデータ量では無いのであっという間にバックアップされます。
で、なぜ、「Get Backup」を使ったかというと、Macで有名なTime capsuleのまねごとがしたかったから。
MacBook Airと一緒に新調した無線LANの「AtermWR8700N」にはUSB端子がついていて、そこにUSBメモリーをさせばUSBストレージ(簡易NASらしい)としてデータを無線でバックアップ出来るんじゃね?と。
Time capsuleはエライ高いけど、これなら千円未満で似非Time capsuleになるんじゃね?と。
この辺の細かい設定等は次回の記事で書きますが、これを「iBackup」でやろうとしたらバックアップが牛歩並みに遅くて使い物にならなかった。
だから、「Get Backup」を使ってみたというのが併用のいきさつです。
「Get Backup」は12月号のMacPeopleにも紹介されていて、フリーと有料の二種類があります。
なかなかの多機能で圧縮をしたりスケージュール機能、起動可能なクローンを作れたりと機能が豊富です。
ほとんどが日本語化されていますが、設定を追い込んでいくといきなり英語だらけになったりと微妙に翻訳は中途半端な面もありますが使い勝手は悪くないと思います。
自分の場合はOmniFocus、Omni Outliner、MacJournal、iMindMap、1Passwordあたりのバックアップさえ取れればいいのでデータ量はとても少ないです。
これらのデータが収納されてるフォルダを指定してバックアップをすれば良いので簡単なのですが、フリー版には少し制約があって個別に復元が出来ない。
これはどう言う事かというと、たとえば、OmniFocus、Omni Outliner、MacJournalのデータを1回でバックアップします。
すると1枚のtgzファイルにまとめられてバックアップされます。
(「iBackup」はコピーのような感じでバックアップします)
このうち、OmniFocusだけを復元したくても出来ない。全てが一緒に復元されてしまう。
有料のプロ版なら個別に復元出来ます。
これを回避するにはちょっと面倒なんですが別々にバックをかけていきます。
そうすれば別々に復元出来ます。
まあ、データ量が少なければ「Get Backup」は指定したフォルダに復元出来るので、まとめて復元してそこから取り出しても良いのですけどね。
この辺は自身のデータ量と相談して個別にバックアップするかまとめてバックアップするかを決めたらいいと思います。
「Get Backup」はtgzファイルでのバックアップなので復元という作業が必要になるので、自分は「Get Backup」のデータもバックアップしています。
では「Get Backup」の説明。
あらかじめiPhotoやメール、iTunes、書類などは登録されてます。
個別にフォルダを設定してバックアップしたい時は、プラスボタンを押してフォルダを指定していく。
このように多数のフォルダを指定して一気にバックアップも出来る。
ただし、プロ版なら個別に復元出来るがフリー版はまとめてしか復元が出来ない。
(上記でも書いたが、量が少なければ適当なフォルダを作成して一旦まとめて復元してから個別に取り出すのもひとつの手だと思う)
管理設定画面
ここに「Get Backup」自体の保存場所が表記されてるので「Get Backup」自体もバックアップ。
自分はこのような感じでそれぞれのフォルダ毎に分けてバックアップ。
どこにあったフォルダなのかが分からなくなるので、自分は保存先のフォルダは元あったフォルダと同じ名前を付けている。
メインの画面にてプロパティの右にある復元ボタンを押すと下の画面になり、元の場所に復元するかカスタムに指定した場所に復元するかを選択出来る。
カスタムに指定した状態で「復元」をクリックすると、復元先を指定出来る。もしくは新規フォルダを作れる。
以上が「Get Backup」の大体のバックアップ方法です。
バックアップ先がUSBメモリーや常時差し込んであるSDカードなら「iBackup」にスケジュール設定をして決まった時間に自動でバックアップ出来ると思いますが、今回のような「AtermWR8700N」のUSBストレージを利用した使い方だと、無線でバックアップ出来るので「Get Backup」もひとつの選択肢では無いかなと思います。
何よりMacBook AirにUSBメモリやSDカードが常時突き刺さってないのでスッキリしていて良い。
これなら、スケジュール設定で自動にバックアップも出来そうですしね。
追記:結局、個別バックアップのほかにまとめてバックアップも実施する事にしました。
「iBackup」と「Get Backup」でダブルバックアップしておけば、ある意味NAS状態なので、どちらかがダメな時でも安心です。
全体をまとめてバックアップは「TimeMachine」がやってくれますし。
[tegaki]パソコンの不具合はある日突然やってきます。[/tegaki]
あの手、この手で何重にもバックアップを取っておくとまさかの自体に助かります。
自分はWindowsで散々な目に合い、とても懲りたのでかなり慎重ですw。
こういった設定はパソコンの中身が膨らむ前、買ってすぐにシステムを構築しておくと後々助かります。
後まわしにすると結構面倒ですからね。
次回は仮:「Macのバックアップを「AtermWR8700N」のUSBストレージに無線で行う」です
Mac App Storeにも有料版と無料版があるようです。